時代に翻弄された酒造場。

なかなかお目にかかれないであろう
一品を買取させていただきました。

宮崎県 株式会社渡辺酒造場
『奥高千穂・純〈そば焼酎〉』と、
熊本県 菊の露酒造株式会社
『肥後っ子〈とうもろこし焼酎〉』です。
ここで『菊の露酒造』について。
昭和初期、熊本県上益城郡。
国策による重税で
経営に苦しむ酒造元が多く消えつつある中
なんとか生き残る田中酒造場、
上田酒造、松永酒造元の三社。
太平洋戦争中の昭和19年
国の企業整備により三社は統合。
『菊の露酒造』と名を変えます。
そんな激動の時代を生き抜いた
『菊の露酒造』も昭和56年頃に廃業。
上益城郡の醸造伝統の灯火が
完全に消えた訳ですが
約37年経過した今、消えたはずの灯火に
こうして出逢えるのは感動です。

コルクは劣化し、若干の漏れ有り。
コルクカバーの紙は時代経過の風化により
触ると今にも崩れそうな状態。
このような焼酎古酒に関しては
見た目の状態が悪くても開栓されてなければ
高価買取の可能性はゼロではありません。
倉庫などに眠っているお酒はありませんか?
ありましたら是非
当店へお持ちくださいませ。

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